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読者からの御指摘、御指導、御要望によりまして、既出の掲載内容に追加、補筆、訂正があったりしますので、御了承お願いいたします。m(._.)m
アドバイスコーナーこちらです。
(3)のレイドシステム構築のページで疑問だった「低レベルフォーマット」について、御指導いただきました。
(20)の解像度と静止画制作のコツのアドバイスをいただきました。(2/21)
2001/2/24
(24)「発見!レイドが早く立ち上がる。」
明日(25日)は、栃木市民吹奏楽団の定期演奏会収録ということで、本日は早めにアップ、明日は更新できないかも知れません。f(^_^;;;
で、本日は先日秋葉原で追加購入しましたレイドケースで形を揃えましたHDレイドを使って、実験をしてみました。(下図)
で、どういうことかと言いますと、このSDIノンリニアを始めてからずっと懸案でした、HDの立ち上がりの遅さについてです。
10000rpm/36G/4〜8ケ/ソフトレイド、というような条件下で、FCPの「今すぐ取込みボタン」が、「そのうち取込む予定ボタン」みたいな反応になってしまっておりまして、その解決策は、ハードレイドを組むか、取込みを別のソフトでゆくかといったようなことが聞かれておりました。f(^_^;;;
もしかすると、FCP2.0バージョンでは解決されるかもしれない、などの期待もござます。
ま、多少立ち上がりは遅くとも、取込みを始めてしまえば後は順調で、出力もレンダリングも全然問題ございませんので、リニアで粗編してから、まとめて取込みをすれば構わないというつもりでしたが、始めてDVフォーマットで古いHD(4G×2/7200rpm)のときは大丈夫だったことがどうも気になっておりまして、あることをたしかめてみたのです。
これまでは、いろいろと実験したくとも、SDIノンリニアのほうのHDはデーターが詰まっておりましたので、初期化するわけにもゆかず、あくまでもその範囲内での検証でしたが、先日秋葉原で、買い求めたレイドケースで、同じデザインのものが2組そろいましたので、それを初期化しなおしたりしまして、実験したのです。
で、初期化ですが、レイドの容量が大きいこと、2Gの壁の問題、OSとの相性?などがありますので、現在は当然のごとくMacOS拡張モードで初期化しておりました。
しかし、私の場合、以前に拡張OSを使ってしまったために、互換性の問題で苦労したことや、手持ちの古いアプリケーションとの絡みで、7.6や8.0でしか動かない場合もあること、ノートンとの相性、フラグメンテーションの点では、拡張OSのほうが、ひどい状況になりがちなこと、などなどで、G3やG4を購入してからも、すぐにMacOS標準で初期化しなおして、再インストールをしてから使っていたのです。
しかし、やたらと大容量のHDが出現したり、以前のように拡張OSと標準とのバッティング?みたいなこともなくなったことを感じてから、G4マシンだけは、すべて拡張OSに統一いたしました。
しかし、G4を標準OSで使用していたときは、FCPの今すぐボタンがほとんど瞬間的に立ち上がったいたのです。
それについては。HDが、古い、低回転、小容量、スカジーもウルトラワイドといったことで大丈夫だったのかと思っていたのです。f(^_^;;;
しかし、今回新しい自作HDレイドを使って、いろいろと試してみたのです。
つまり、Mac本体のほうは従来通り拡張OSですが、HDレイドのほうは、標準OSで初期化したのです。
約70G強(18G×4)ですので、シンプルテキストで、「栃木のおじさん」と書いて、保存しただけで1メガバイトのファイルになってしまいます。f(^_^;;;
しかし、FCPの取込みファイル、レンダファイルとしては、最低でも1メガ程度の実質容量がありますので、別に不経済ということもありませんし、なによりフラグメンテーションに関しては、却って好都合ではないのかと勝手な解釈をしまして、標準で初期化しました。
そして、B’sベンチで測定したり、HDレイドの反応をみてみたのです。
そしたらなんと、標準OSで初期化したものでレイドを組むと、FPCの今すぐボタンにたいするHDの反応が、かなり早くなることを発見いたしました。
今回の18G×2×2チャンネル、合計70Gで、
拡張フォーマットでは、35秒
標準フォーマットでは、5秒以下
という結果でした。v(^o^)/
これならほとんど遅れは気になりません。
B’sベンチでも、ほとんど差はございません。(150〜190メガバイト/秒)
ただし、まだFPCの細かな機能との相性は検証しておりません。
とりあえず、SDI信号4分〜5分弱、約10G程度を読み込ませると、FCPの2Gを越えないチェックで、自動的に2G(1.9G)のファイルが5つ生成されています。
このうち、一番最初の 「0002-av-0」というファイルが代表?らしく、これを読み込むと、すべてが再生できますが、それ以外は「不明のファイルです」のアラートが出て読み込めません。
ということで、今後しばらくは標準OSで初期化したものを使ってやってみることにしました。v(^o^)/
ただ、またテロップがレイヤー機能画面からインサートモードが選べなくなってしまいましたが、強引裏技?でやれますので、問題ございません。f(^_^;;;
既製品のHDレイド(36G×4×2チャンネル/10000rpm)もいまあるデーターを消せるようになったらば標準OSで初期化して見ましょう。
また少し進歩したようです。v(^o^)/
続きます。m(._.)m
2001/2/23
(23)「昨日の雑談の訂正です。」
昨日、電話でテロップが入らないといった質問に対しまして、こうすれば入りますよと解説したのですが、やっぱり怪説になってしまいました。f(^_^;;;
私の場合、D1Desktop64AVを使って、16:9というアスペクトを採用しているため、DVフォーマットでの一般的編集方法と一部設定違っていることもありまして、とにかく動かすこと優先、しかもどこまで取扱説明書に頼らずできるか?(←正確には取扱説明書を読むと私がフリーズしてしまう恐れがあるから頼れない、、f(^_^;;;)みたいな極めていい加減な操作をしております。f(^_^;;;
で、インターネットは有り難いもので、とくにこのコーナーは達人の方が数多くいらっしゃっておられるようでして、おかしなところはすぐに御指摘いただきまして、併せていろいろと貴重な情報まで付け加えられる等、本当に感謝いたしております。m(._.)m
くどいようですが、機材と使う人間のギャップにはなはだ問題のあるわけでして、とにかく皆様の御協力なくしてお話が満足にはすすめられません。f(;_;)
皆様からのアドバイスで軌道修正しながらやらせていただいております。m(._.)m
で、その怪説ですが、フォトショップで作ったものや、FCP内蔵のテロップ機能を使う時、タイムラインのビデオの2つくらい離れたところ(V3あたり)にビューワーからドラッグ&ドロップするとよい、と申し上げたのですが、下図のように、スーパーインポーズという項目がキャンバスウィンドウ上に編集オーバーレイという表示方法で登場いたします。

私の場合、たまたま設定内容の煩雑、複雑の不手際から、その項目にドロップしても、どうしても駄目(「内容が不十分なため編集できません。」のアラートが表示されてしまう。)でしたので、あのような説明になってしまいました。f(^_^;;;

で、例の電話をいただいた方から、「言われた通りやったらできたのですが、「スーパーインポーズ」を使ったらもっと簡単ですよ」と教えていただきまして、いくら実現する方法にバリエーションがいくつも考えられるといっても、かなり遠回りな方法を書いてしまったと反省いたしました。f(^_^;;;
しかし、たまたまその方は、FCPでDV編集でしたので、簡単にできたらしいのですが、私の場合は、さきほど書きましたように、その方法が使えなかったので、いじくり廻しながらできる方法を書いてしまったのです。f(^_^;;;
で、メールでチェックをいただいた方からは、匿名さんなのですが、貴重な情報もございました。v(^o^)/
まず、電話の方からのお話と同様にスーパーインポーズ機能の説明、そして、もしそれが使えないとした場合の問題点、それからなんと、いま開催中のMacエキスポの嬉しい情報などをいただきました。m(._.)m
で、まずその方のアドバイスに従って、いろいろと確認しましたら、やはりFCPのスーパー機能は大丈夫でした。v(^o^)/
色々な設定のミスというか手違いがございまして、その為に駄目だったのです。
(1) テロップ機能で作ったもののサイズがどういうわけか、320×240だった。f(^_^;;;
これはなぜそうなっていたのかいまのところ原因不明ですが、ジェネレーター機能のカラーバーなどを初めにビューワーウィンドウにドロップしてから、文字を入れたら治りました。f(^_^;;;
どうも最初から文字を入れると、ハーフサイズになってしまうのでしょうか?
(2) とにかく適当に編集してしまったSDIクリップですので、こまかな設定にいろいろと手違い?がありまして、そういった場合、画面サイズがちょっと変になったり、カット編集なのに要レンダリングの赤いバーが表示されたりと、いろいろ苦労してきたのですが、このスーパー機能に関しましては、変な設定で保存したクリップには適応できなかったようです。f(^_^;;;
そういえば、いままでつくったクリップで、そのクリップのアイコンをダブルクリックすれば、ブラウザー上に読み込め、タイムラインにも展開できるのですが、先にFCPを立ち上げてから、編集のファイル読み込みを選択すると、「不明なファイルです」のアラートで、読み込めないことが多々ございました。f(^_^;;;
おそらく、設定条件の違いが微妙に影響してしまったと思われます。
で、最初からきちんと条件を定めながら改めて読み込ませたSDI映像信号をもとにやりましたら、FCPのスーパー機能が使えました。v(^o^)/
前回書きましたように、SDIの読み込みとフォトショップファイルの読み込みなどで、設定を変えたり、ついうっかり優先フィールドや16:9のチェック、ピクセルアスペクトなど、新しくファイルを読み込む都度に設定を替えなければならないようなところを忘れていたりすると、意味不明?の保存ファイルができてしまうようです。f(^_^;;;
ちなみにDV編集で4:3でしたら、ほとんどの設定はデフォルトですべて上手くゆくようです。v(^o^)/
また、FCPのテロップのプロパティーをチェックしていて気付いたのですが、640×480かまたは320×240 の2通りで、720×486とか720×480などの設定はできないようですが、そのあたりが画質にどのように影響するのか気になるところです。f(^_^;;;
しかし、FCPで、直接DV出力したテロップ画像よりも、SDI編集したものを、 DSR-2000でDVフォーマットに変換するほうが、遥かに綺麗なテロップになることも確認できまして、理由は分りませんが、嬉しい発見です。v(^o^)/
なお、その匿名の達人様からの嬉しい情報もございました。
現在待ち焦がれているFCPの2.0バージョンですが、次期バージョンではリアルタイムレンダリング対応になりそうだ、とのこと。
現在開催中のMacエキスポのFCPのコーナーで使っているFCPも、ちょこっとバージョンが進んでいるらしい?ことを確認、レンダリング無しでできる特殊効果もあったみたい?です。(^o^)/~~
FCPユーザーには嬉しい情報でした。(^o^)/~~
ということで、今回は雑談の訂正雑談でした。
つづきます。m(._.)m
2001/2/22
(22)「また雑談です。」
これまでの流れで、どうにか映像にかんしては、編集できる道筋だけは確認できたようです。v(^o^)/
あとはそれぞれのスキルに応じて、掘り下げてゆけばよろしわけです。f(^_^;;;
とにかくたくさんの機能がありますし、また同じことやるにしても、その実現方法もいろいろと考えられます。
ここでは、最小必要限の機能だけに絞って、というよりその範囲が無い知恵を絞り出す範囲の限界ということで、怪説させていただいております。f(^_^;;;
その道のベテランからすれば、とてつもなく稚拙な考え方が頻出していることに冷や汗をかきながらも、やはり素人には素人のやり方、考え方に共感を得ていただける場合もあると存じております。
前にも書きましたが、ビデオサロン以下のスキルしかない好奇心暴走オジンが、ビデオアルファ的題材に挑戦するというような同好の士にとって、幾ばくかでも参考にしていただける部分があれば、してやったり?といったところです。v(^o^)/
とにかくNTSCの究極画質で編集を可能にするため、その経済的パフォーマンスの最良のものを狙ったら、SDIノンリニアに行き着いたということで、従来のデジベポータブル2台で、カット編集だけしか出来なかったことを考えると、大きな進歩です。
音声や、テープへのインサート編集は、DVW-500などの据え置き型デッキを設置しないと不可能な機能もいくつかございますが、ま、多少の不便を我慢すれば、妥協の範疇でしょうか。f(^_^;;;
限られた予算の中で、僅かな追加投資(相対的)で、ハイビジョンまで届いてしまいそうなことを考えると、DVW-A500の導入には、現時点では及腰にならざるを得ません。f(;_;)
だったら、全面的にハイビジョンに目標を変えても良いのではと、たびたび友人から言われるのですが、やはりまだNTSCと決別?するにはあまりにも不都合ですし、NTSCフォーマットでは、やはり10ビットのD1フォーマットが、ハイビジョンからのダウンコンバートも含めて最高なわけですから、ハイビジョンはハイビジョンで、NTSCはデジベでと2本立て並立がリーズナブルと思えるのです。f(^_^;;;
ただし、画質や将来のアップコンバートのことも含めて、16:9での素材づくりが好ましいということは確かなようです。
で今回は、前回簡単に書いてしまった静止画の取込みについて、ちょっとした質問がございましたので、付け加えさせていただきます。
FCPのテロップ機能は、かなり高機能らしいのですが、それをマスターするにはいささかしんどい?といった素人オジンには、単に日付けや場所をテロップするだけにとどめておいて、書体やCG画などは、やはりフォトショップなどでつくれれば、そのほうが簡単便利なようです。(といっても、フォトショップなどの画像処理ソフトが多少でも使えるようになっていればのお話ですが、、。)
それで、前回は16:9での静止画取込みを、やまざき様のアドバイスをもとにいろいろと実験して書いたのですが、あのあと、「フォトショップでテロップ作ったのだけれど、テロップにならない」という質問電話が入りまして、私同様、やりたいことと、スキルのギャップに悩まされていらっしゃる方がおられたのです。f(^_^;;;
どういうことかと言いますと、ビデオ画像を背景に文字を出したいのに、720×486の白い(叉は黒い)画面全部がどうしても出てしまったり、変な風になってしまうということだったのです。f(^_^;;;
まさにこれはアプリ習熟度の問題なのですが、一応説明させていただいて、今晩の雑談とさせていただきます。f(^_^;;;
その方は、フォトショップで作ったファイルをJPEG/JFIFで保存したファイルをFCPに取込んでいたのです。
その場合、背景を透明にしておいても、JPEGで保存した段階で、背景が白く塗られてしまい、背景も含めてFCPに読み込まれますから、ビデオ画面に文字だけ重ねられなかったのです。
もし、その場合でも、キーで抜くとかできる方ならば、なんとかなったのかも知れませんが、画像の保存はJPEGかGIFしか使ったことがないといった場合は、やはり迷ってしまいます。
で、フォトショップ形式でファイルを保存して、そのフォルダごと、そっくりFCPに取込んでしまいます。
そして、FCPのブラウザの中で、文字レイヤーだけを取り出して、それをビューワーウインドウにドロップ、例によって、項目のプロパティーを設定いたします。
つぎに、いままででしたら、ビューワーウィンドウからキャンバスウィンドウにドラッグ&ドロップするのですが、今回はタイムラインウィンドウに直接ドロップいたします。
そうしないと、単に画像ファイルをタイムライン上で重ね書き、またはインサートとなってしまい、黒バックや白バックになってしまうのです。f(^_^;;;
さらに、タイムライン上にドロップする時に、V1ラインにビデオファイルが並んでいるはずですが、V2の適当なタイムライン上にドロップすればよろしいはずですが、キャンバス上で表示している画像を画像のないライン(一番後ろなど)まで逃がし(黄色の三角印を除けておく)ておいたり、またはV3ライン上に離れてドロップしないと、ビデオラインがテロップ画像で分断されてしまったりいたします。(このあたりは取扱説明書を勉強していないので、なにか間違っているかも知れません。f(^_^;;;)
と書きましたら、早速チェックの電話とメールが入りました。v(^o^)/
やっぱり甚だしい見当違いをしておりました。f(^_^;;;
詳しくは、(23)で訂正いたします。f(^_^;;;
(2/23訂正)
とにかく上記のようにすれば、なんとかフォトショップで作ったCG画像がテロップとして重ねられます。v(^o^)/
めでたしめでたしです。m(._.)m
つづきます。
2001/2/20
(21)「16:9、アスペクトの悩み」
(20)の話題で、やまざき様からとても分り易いアドバイスを頂きましたので、アドバイスコーナー、勝手コーナーに掲載させていただきました。m(._.)m
印刷のように、出来上がった印刷物そのものを見て頂くのと違いまして、ビデオやインターネットブラウザーの場合は、見る人の環境で見え方が大幅に変わってしまう可能性があるわけですね。
で、ビデオの場合は、サイズで表現するのが普遍的基準?といったところでしょうか。f(^_^;;;
ただ、そのスタンダードがいろいろあるようでして、古くは640×480、そしてDVは720×480、D1は720×486、その他にもいろいろとあるようです。
しかも、パソコンディスプレーのドットは正方形、カメラCCDは縦長ピクセル、そこに16:9のスクイーズモードなどが絡んできますので、ノンリニアの設定では、かなり苦労いたします。f(^_^;;;
ま、D1非圧縮の場合は、美しさが際立っておりますので、多少の形の歪み?など気になりませんが、ロゴなどの図形を表現する場合は、やはりきちんとしておかないといけませんですね。f(^_^;;;
で、今回、やまざき様から、画像劣化を最小限に抑える方法として、720×540で静止画をつくるとよろしいのではとアドバイスをいただきました。m(._.)m
その件につきましては、私もうるおぼえではありますが、アップルのFCPサポートHPで、昨年暮れに有料ページを限定期間にフリーで見られた時に知りました。
実際の数値につきましては、色々な説があるようでして、720については一定みたいですが、540につきましては、536とかいうお話も伺ったことがございます。f(^_^;;;
私なりに怪釈?いたしますと、正方形ピクセルであれば640×480がNTSCの標準サイズ(結構粗いですね。f(^_^;;;)のところ、どういった事情か存じませんが、CCDの画素は縦長のため、横方向が数多く必要となり、720×480でちょうど4:3の従来サイズとなったことが、まず第1歩。
次にパソコン上では正方形ピクセル(ドット)ですから、そのままの720ピクセルをならべると、画像が横方向に伸びてしまうことが第2歩。
しかし、ビデオ信号だけのやりとりならば、パソコンやデッキ、モニターがうまく調節してしまうので、不都合はない?ことが第3歩。
ところが、静止画を取込むということになると、フォトショップのようなパソコンソフトで正方形画素のディスプレー上で作ったものを、縦長ピクセルのDVビデオ信号と混ぜることになり、そこで作画したものが変型してしまうことが第4歩。
そこで、横方向に伸びて描かれている画像を縦長方向に変型して正常なアスペクトにするため、どれだけあらかじめ補正してつくるかというと、
720→640 にするのであるから、1/1.125にすればよいので、逆に横方向に1割強?の間延びした画像でつくっておけば、正方形640ドット分の長さにできることが、第5歩。
ところが、そのような作り方では、いささか面倒と思ったかどうか知れませんが、できれば、そのようなことは考えずに作画できればよろしいわけで、そのため水平思考から垂直思考?に転換して、縦方向に1割強伸ばして作ってしまえばよろしいのではと考えたのが第6歩。
で、480×1.125=540 としたのが、今回のやまざき様のアドバイスだったかと思うのですが、その為には、パソコンのノンリニアソフトが、540の縦方向ドットを480に圧縮変型してあげないといけないわけですが、FCPのプレビュー画面で確認する限りは、どのようなサイズ(例えば、720×720みたいな)で作っても、そこへドロップすると、自動的にその画像すべてを表示しておりますので、サイズの合わせ込みはやっているようです。
ということで、横方向が縦長ピクセル割り合いだけ短くなって、縦方向にスクイーズされてしまった分を、縦方向の540→480に圧縮することで、正常な図形を表示できるということで、結論に到着といったところでしょうか。v(^o^)/
この数値がいい加減ですと、微妙に元の画像と形が(アスペクト)異なってしまうことで、画質劣化の引き金になってしまうといったところでしょうか。f(;_;)
これに似たようなものとして、D1のサイズは720×486 ということで、D1からDVフォーマットへ変換するときは、アフターイフェクトのようなソフトを使わないと、やはり画質劣化すると言われておりますが、私はまだそれが使いこなせておりませんので、DSR-2000にSDIで送ることで、変換しております。f(^_^;;;
で、これで静止画を作る時のポイントをマスターした筈?でしたが、ここでまた問題が。f(;_;)
今回のSDIノンリニアは、なんと16:9というアスペクトで挑戦してしまったのです。f(^_^;;;
で、設定のところで、しつこいくらいいろいろと確認しながら、やっていったのですが、どうにもうまくゆかないのです。f(;_;)

つまり、デジベタから取込んだD1のビデオ信号の編集は、16:9でなんとかうまくいったのですが、静止画をとりこむと、どうしてもアスペクトが変になってしまうのです。f(;_;)
とにかく設定項目が多いですから、アスペクトだけでなく、マスモニ上のサイズも、まさに百花繚乱?みたくいろいろな表示をしてしまうのです。
やたらと横長になってしまったり、中途半端なサイズになってしまうのです。

で、一時は16:9がFCP1.25バージョンでアップデートにより実現させたものだから、なにかまだ不具合でもあるのかしら?とも思ったりもしました。f(^_^;;;
しかし、図に示すような実験を積み重ね、とりあえずの妥協方策だけはみつかりましたので、正しい方法かどうか分りませんが、いまは次の様にやっております。f(^_^;;;
もし正しい16:9の静止画の作成方法を御存じの方は是非アドバイスをお願い申し上げます。m(._.)m

結論から申し上げますと、
(1) 静止画サイズは720×486と設定いたします。
(2) 動画の時は、すべてピクセルのアスペクトはスクエアと設定いたしましたが、これをすべて「NTSC-CCIR601/DV」にする。
16:9のアナモフィックはすべてチェックです。

(3) 静止画を(1)で作成したら、それを編集>変型>拡大/縮小のメニュー(フォトショップ)で、縦方向に1.125倍(数値で設定)に一律スクイーズさせてから、FCPに取込む。
(4) そして、ブラウザからビューワーウィンドウにドロップしたあとで、その都度項目のプロパティーで、ピクセルのアスペクトを「NTSC-CCIR601/DV」に、アナモフィックをチェック等を設定します。
(5) そして、そのあとで、キャンバスウィンドウにドラッグ&ドロップすれば、16:9の静止画が正常に取り込め、出力できました。v(^o^)/
(1)の486を540とかにしますと、横方向がキャンバスにドロップしたときに縮んでしまったりします。f(;_;)
(2)の設定は、動画のときはスクエアにしておかないと、カット編集だけでもレンダリングが必要となってしまいます。f(^_^;;;
(3)はちょっと面倒ですが、それをやらないとキャンバスウィンドウの出力が正常でも、NTSCモニターは横長になってしまいます。
上記のような方策でないと静止画の取込みがうまくゆかないのが、私の不手際なのか、FPCや、D1Desktop64AVとの相性なのか、まだ分りません。f(;_;)
でも、結果としては、なんとかできてしまいますので、趣味の範疇では充分妥協できるところではあります。(^o^)/~~
ではまた明日f(^_^;;;。
2001/2/20
(20)「静止画の取り込みに挑戦のつもりでしたが雑談です。」
多少のつまづき?があったにせよ、なんとかテロップも入れられるようになりました。(^o^)/~~
とにかくD1フォーマットでつくるテロップは綺麗です。
リニアでは、ベーカム出力をDFS-500に通し、さらにISIS-4850 にY/C接続して、またベーカムで受けるというパターンで慣れ親しんできた私としては、実に新鮮、かつ高画質なテロップでした。
民生機のテロッパーに始まって、業務用のテロッパーはさすがに品の良い高画質な字が入ると思っておりましたが、ノンリニアで入れるそれは、また一段と磨きがかかって素晴らしいものです。f(^_^;;;
小さな字でも、ほとんど滲みなどなく、抜けるように白い文字がしっかりと表示されます。
考えてみれば、私のリニア環境では、ベーカムはコンポーネントでも、テロッパーはY/C、しかも併せて通る特殊効果装置(DFS-500)は4:1:1処理、ベーカムは解像度も400本そこそこ、A/D→D/Aの繰り返し、それでは、D1フォーマットでのオールデジタル処理と差がついて当たり前といったところでしょうか。f(^_^;;;
ちなみに、同じFCPでつくるテロップでも、DVカムで受ける場合より、やはりD1非圧縮で受けるほうが、綺麗に抜けるようですし、さらにそこからSDIでDSR-2000に送って、DV変換したほうが、綺麗な感触ですので、FPCのテロップシステムは、そのネイティブな性能としては、かなり高い?といったことが言えるような気がいたします。
但し、いかにもせせこましいような入力パレットや、使い勝手については、次のFCP2.0?で是非とも改善して欲しいですね。m(._.)m
さて、文字が入るのが確かめられれば、オジンとしては、それで充分、ここから先はのんびりと慣れるのを待ってから、いろいろな機能に挑戦してゆけばよろしいと思っております。f(^_^;;;
しかし、文字の種類や配置の微妙な調整などは、やはりフォトショップにはかなわないところですし、それが使えれば、バリエーションも断然豊富になるはずです。
しかし、それをどのようにできるのか難しいところ。f(^_^;;;
先ずは、静止画を取り込むところから、挑戦してみたいと存じます。
まずは、普段私がフォトショップを使う時の解像度設定ですが、なんとなく288dpiとなっております。
この何となく?というところがミソなんですが、どうもパソコンや印刷業界など、基本が72dpiとなっているらしいのです。f(^_^;;;
で、デジカメやスキャナーなどで取込んだ画像を印刷するときなど、72dpiの2倍、つまり144dpiでは、いまいちきめが粗い、といった感じがいたしまして、ではその2倍の288dpiにしようと思って、なんとなくずっときております。f(^_^;;;
本来なら300とか400とかいったようなきりのよい値にしたかったのですが、そうすると却ってキリが悪くなるようなんですね。f(^_^;;;
つまり基本が72というのがありまして、その整数倍というのが、計算しやすいといったところでしょうか。
このあたりについては、達人のかたにお任せさせていただきますので、追求いたしません。f(^_^;;;
で、いつも通り、288dpiで作ろうと思ったのですが、よくよく考えてみると、D1フォーマットの縦横のピクセル構成は、720×486と決まっているらしいのです。
つまり解像度は関係ないというか意味をなさない?のですね。f(^_^;;;
その720×486を何インチのモニターで見るかによって、解像度は変化してしまうのです。
極端な話し、横方向100インチのプロジェクターで見れば、7.2dpiになってしまいますし、20インチのモニターでも、40dpi弱といったところでしょうか。
そんな滅茶苦茶な計算をしていても仕方ございませんで、やはりビデオは、水平解像度に合理性があるのかなと思ったりもしますが、最近のノンリニアでパソコン中心の考え方では、それよりも、要するに合計ピクセル数で表示するのが一番合理的かなと思えるようになりました。
つまり720×486ということです。
基本的にカメラCCDの画素数がこれを基準に設計されているわけですから、どう足掻いても、それを超えることはできないと思われるのですね。
もし3CCDカメラでよく使われる画素ずらしによる解像度アップみたいなことを、ビデオ回路的にやれたとしても、結局、パソコンの取込みメモリーが720×486だったり、640×480だったりしたら、そこが限界になってしまうのですから。f(^_^;;;
そう考えると、最近のデジタルカメラの水平解像度800本だの900本だのというのは、どう理解してよいのか苦しみます。f(^_^;;;
カメラ出力を1000本解像度のマスモニでみれば、きちんと800本以上みえるのでしょうか?
真空管式アナログカメラなら、できそうですが、CCDカメラでは、26ピンのカメラ出力から確かに800本とか900本とか出ているのでしょうか?
私のDSR-500WSのY/C端子からマスモニに入れてみた限りでは、到底見えないようですが、、。f(^_^;;;
また、フォトショップでFCPに読ませる解像度チャートを作ったりもしたのですが、720×486の有効面に縦線は、最高に細かく入れても1ピクセルの幅が限界、つまり360本しか描けませんので、やはり720TV本が限界ということになります。
原理的にそれ以上の解像度チャートは描けないようです。f(;_;)
ちなみに、我が家のマスモニでは、1ピクセルの線がしっかりと見えておりました。v(^o^)/
またまた素人まるだしの戯れ言でページを使ってしまいました。f(^_^;;;
本日は終日お客さんの応対で、全然捗りませんでしたので、また明日につづきます。m(._.)m
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