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読者からの御指摘、御指導、御要望によりまして、既出の掲載内容に追加、補筆、訂正があったりしますので、御了承お願いいたします。m(._.)m
(3)のレイドシステム構築のページで疑問だった「低レベルフォーマット」について、御指導いただきました。こちらです。
2001/2/4 (4)「D1Desktop64AV」ボードのインストール
いよいよお待ちかね?の真打ち登場でございます。f(^_^;;;
いままでの面倒な準備のすべては、この高性能なSDIインターフェースを取り付けるためのものだったわけでして、それぞれの段階で充分に動作することを確認しながらですから、ま、大抵なら即作動する筈?だったのですが、そうはイカのなんとやら、、でした。f(^_^;;;
そういえば、イメージワン社からボードを購入するさいに、「きちんと動作するようにして納品したいので、できれば機材一式での発注(パソコン等は別としまして)をいただけないとサポートが難しい」旨のアドバイスをいただいたのです。
もし、ボードだけの注文の場合は、少なくとも、私の使用しているG4/500本体を会社に送付して、社内のシステムできちんと動作することを確認してからの納品をしたいとのことでした。
ま、私としては親切な営業姿勢に感謝しつつも、やはり自分で立ち上げをしないと、あとでトラブった時に見当つけるのが難しくなってしまうことが懸念されたため、どうしてもダメだったら、その時改めてサポートをお願いしたいということにさせていただきました。f(^_^;;;
もちろん、そういった場合、ボードの破損させてしまった、みたいなことも予想されるわけですし、大幅な追加費用も覚悟の上でした。f(^_^;;;
もっとも、ボードをもう一枚購入することにすれば、お話も初期条件からはじめられますので、50万円損失覚悟での挑戦だったのです。f(^_^;;;
そういった背景がありましたから、私の勝手コーナーにも一部掲載いたしましたが、昨年の繁忙期の合間を縫って、とにかく一歩一歩進めていったわけです。
今回の(1)〜(3)のようにパソコン、レイドシステム、ソフトと要求される仕様を満たした状態で完全に動作しているのですから、ま、なんとかなる筈?とたかをくくっていたのです。f(^_^;;;
ところが勝手コーナーで愚痴ったように、完全装備で迎え撃ったはずなのに、いやはや、、どうも、、なんで〜?みたいな〜〜。f(^_^;;;f(;_;)
しかし、超繁忙モードに救われた?、というよりペンディングはすべて来年廻しにしなければならないくらい忙しかったことで冷静になる期間が充分にとれたこと、インターBEE'2000で輸入商社ブース(東和インターナショナル)でのアドバイスがいただけたことなどで、なんとかなったというわけです。v(^o^)/
問題点の多くは、結果的には私のスキル不足によるものが多かったような気も致しますが、輸入もの特有の難しさ、例えば、取扱説明書が英文だったこと(和文も付属していたのですが、バージョンが古いため一部対応していない。)、いろいろとアップデートしているため、ネット上からドライバー等のアップデーターをダウンロードしないと動作しなかったこと等々、知っていれば何て事はなくても、知らなければチンプンカンプンのドツボにはまってしまうといったこともあったのです。f(;_;)
さらに、ノンリニアの経験が豊富ならば当たり前なことも、知らぬが故に故障か?、不調か?仕様か?無能か?と悩んでしまったりしたわけです。f(^_^;;;
しかし、そういった貴重な経験を忘れないうちに記録して、このようにまとめておくことは、私自身にとっても役にたちますし、皆さんに御披露方々ユーザーが増えていただければ孤立から多少でも救われる、、といった意味あいがあったりします。f(^_^;;;
ところが、孤立といえば、これを書きながら、関連参照ホームページをあたっておりましたら、購入先のイメージワン社から関連情報がすべて削除されている、、えっ、すぐにDigitalVoodoo本社のHPにアクセス、「Where to Buy?」をチェックしたところ、すでにあったはずのイメージワン社の名前は無く、日本では「フォーカルポイント社」が載っていました。
いったいどうしよう、、サポートは〜〜、、、まだフォーカルポイント社のHPには何も載っていないようですし、、。f(^_^;;;
いずれまた詳細が判明しましたら、御報告申し上げます。
そういったことで、結果動いてはいるものの、実は間違った解釈も多々あるかと存じますので、読者も皆様の御指摘をいただければ非常に有り難いです。
即、このページで、その御意見、御指摘を反映させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。m(._.)m
ということで、いつもながらの前置きが長くなってしまいましたので、また明日にでもと思ったのですが、、、設定項目が結構な量(私のようなオジン初心者)がありますので、少しづつアップと存じまして、、、、ほんの少し進めます。f(^_^;;;
まず、ファイナルカットプロが無事インストールされていることを前提に開始いたします。
前にもお話しましたように、MacOSが9.04、クイックタイムは4.1.2プロ、レイドシステムは100メガバイト/秒以上でていることなど、受け入れ体制は完璧?ということからのスタートです。
まず、MacG4/500を再び開けまして、D1Desktop64AVボードの取り付けをいたします。
くれぐれも静電気対策を怠り無く慎重に行います。
PCIのポートはビデオカード(AGP)のすぐ下を使いました。
ちなみに一番下がスカジーボードですね。
今回はこのボードの他に、「ステルスG4」というシリアルポートインターフェースも取り付けます。
Macマシンからシリアルポートが無くなって久しいですが、電話線を接続するポートを一時除けておいて、代わりに9ピンインターフェースをつけるのです。
基板も一枚ありまして、G4についていたモデム基板とそっくり交換します。
これがステルスG4というシリアルポートとモデムポートと交換したところ。
これでハードウェアのインストールはすべて完了しました。( ^_^)/■☆■\(^_^ )
あとはパソコン本体と周辺機器をすべて接続してのセットアップですが、その前に、インターネットで必要なアップデータをダウンロードしておきます。
それができていないと、セットアップできません(私の場合でしたが、、。)。f(^_^;;;
なお、私はインターネット用とノンリニア用マシンは安全?のため共用は避けております。
D1Desktop64AVのアップデーター
D1 Desktop 64 Series Software Installer 4.9.1
http://www.digitalvoodoo.net/support/index.html
ここで、「D1Desktop64AVのアップデーター」のインストールの方法
このアップデータを開きますと、右図のような一覧表が表示されますが、実際は下図のようにたくさんございます。
それで、大抵の場合、一番上の「D1Desktop 64 Software」というのをクリックしておけば、あとは「Easy Install」で済むとか、シフトキー押しながら、一覧の中から必要なものを一遍に選んでインストールするとか致しますが、これはすべて一ヶ一ヶインストールしてゆきます。f(^_^;;;
その際、その度に再起動なんぞしていたら時間ばかり掛かってしまいますから、「続ける」でやってしまいましょう。(^o^)/~~
なお、インストールする項目ですが、私は上から2番目のますの、
D1Desktop64 Soft Ware, Final CutPro & After Effects NTSC10Bit
のところの4項目と5番目のますの
Install Media Transfer Only と
Install Digital Voodoo Software Codec Only の
合計6項目をインストールしましたが、PALなんぞは必要ないですね。f(^_^;;;
Stealth Serial Port for G4のアップデーター
これは私のがそうだったのですが、付属のCDロムのバージョンが古く、MacOS9.04では動作しないのですが、以下のサイトから最新のものをダウンロードします。
http://www.GeeThree.com/9.0.4.html
ステルスG4の代理店HP
http://www.helio.co.jp/
あとは念のために
アダプテック39160のファームウェアアップデーター
http://www.adaptec.co.jp/download/scsi/mac/pd39160_f2.html
ATTOのHP
ここは私が常用しているネットスケープ・コミュニケーター4.7ではHPが見られませんでした。f(^_^;;;
インターネットエクスプローラでならば大丈夫なようです。
エクスプレスレイドのアップデータはみつかりませんでした。f(^_^;;;
http://www.attotech.com/expraid.html
以上のアップデーターでアップデートなりインストール(D1Desktop64AVは最初から最新のソフトにします。)なりをして次回につづきます。m(._.)m
2001/2/2 (3)レイドシステム構築
(1)(2)でパソコンを用意できまして、一通りのソフトもインストール、そしていずれも正常に作動いたしました。
つぎにいよいよ高速レイドシステムのハードディスクの構築となります。
「レイドシステムはわんこそば」
「わんこそば」というのを御存じかと思います。
小さなお椀に女中さんが次々とお蕎麦をよそって、それをお客さんが次々と食べてゆくというものです。
これがレイドシステムを理解するのに大変役立ちました。
わたしたちオジンになると、なにかに例えることが大変理解を助けてくれます。f(^_^;;;
まずは、一杯一杯のお蕎麦が映像信号データ、食べる人がHD、お椀に高速でよそって分配するひとがレイドシステムといったところでしょうか。f(^_^;;;
もし、食べる人が1人しかいない場合、どんどんよそられると、つまり高速でデータを供給されると、食べきれずにお蕎麦の盛られたお椀がどんどんたまってしまいます。f(^_^;;;
ところが食べる人数(HDの数)を増やしてやれば、お蕎麦をお椀に入れるそばから、誰かにすぐ食べられてしまいますから、お蕎麦(データ)があふれてしまうことなくお食事がすすむわけです。v(^o^)/
理屈上は、食べる人がいっぱいいれば、よそる人の限界速度までの椀子そば供給が可能となるわけですね。(^o^)/~~
当然、食べる一人一人が早食いであるほど、よそる女中さんが速い程高速なレイドシステムが期待できるということになりますね。f(^_^;;;
なんかすごい怪説をしてしまいましたが、要は高速なHDと高速なスカジーボードが必要ということですね。
で、今回の場合、近い将来ハイビジョンのノンリニアまでを目標にしていることもあり、そのときにも使えるようにということで、かなりゆとりのあるレイドシステムを組みました。v(^o^)/
ハードディスクはシーゲートのチータ(10000RPM)、スカジーボードはアダプテックのウルトラ160対応の39160、そしてATTOソフトレイドという構成です。
39160はポートを2チャンネル持っていて、多数のHDを繋げる時、2手に分けることができ、さらに高速化、大容量化が期待できるのです。
しかし、むやみにHDの数を増やしたからといって、高速化にも限度がございます。
椀子そばでいえば、お客さんの数が多すぎれば、食べられない人が出るだけで、所詮、盛ってくれる女中さんの速度を超えることはできないのですね。f(^_^;;;
その女中さんの手練度が、スカジーボードであり、パソコンCPUの速度であるわけです。f(^_^;;;
ついでにお客さんの平らげる速度が、HDの速度という対応になりますね。f(^_^;;;
それでは、セッティングに入りましょう。
先ずは、MacG4を開いて、アダプテックのスカジーカード(PCI)をインストールします。
ちなみにインストールとは、このように拡張機器を内蔵させたり、ソフトを入れたりすることをいいます。
本当は、ここでD1Desktop64AVボードをインストールしてしまってもいいのですが、あまりいっぺんにいろいろなことをしてしまうと、トラブッた時、その原因を突き止めるのが難しくなってしまいますので、あえてレイドカードだけにとどめておきます。f(^_^;;;
そして、レイドシステムが完全に動くことを確認できてから、SDIボードを入れてあげることにします。
レイドカードをインストールする際には、特に今の季節は乾燥状態ですから、静電気には気をつけることが大切です。
加湿器で部屋を加湿し、静電気を起きにくくします。
また、パソコン内部を触る時、アルミやステンレスの匡体部分に両手で触れて、身体全体がパソコンと同電位になるようにします。
そして、ボード類のコネクター部分やプリント基板導体面などには直接触れないように充分配慮いたします。
PCIボードは私の場合、3つあるポートのうち一番下側にしました。
パソコン背面のPCIポートカバーの一番下を取り外し、そこへスカジーカードのポート面がくるようにするのですが、パソコン本体のロジックボードにしっかりと装着し、基板にねじれなどがおきないように気をつけながら固定いたします。
そしてパソコンに取り付けたらば、外部HDを接続する前に、パソコンを起動させて正常に動くかどうか確認いたします。
といっても、何も接続していなければ、見た目はなにも変わりませんが、万が一、取り付け不良、ボード不良というようなことがあれば、パソコンが起動しなかったりフリーズしたりするかも知れませんので、そのあたりに念をいれるといった意味あいです。

ただ、逆に何も起きなかったからといって、正常とも言い切れないですから、起動後、りんごメニューから、Appleシステムプロフィールを開いて、「装置とボリューム」を選択し、図のようにアダプテックのボードを認識して入ることを確認し、さらにフォトショップなどのアプリケーションを動作させて異常がおきなければ完全でしょう。v(^o^)/
また、アダプテックのスカジーボードにはレイドソフトやファームウェアアップデータなどが付属していますので、アップデートはしておきます。
ちなみに現在はファームウェアが1.02にアップデートされていますから、アダプテックHPよりダウンロードして下さい。
http://www.adaptec.co.jp/download/scsi/mac/pd39160_f2.html
にございます。
付属のレイドソフトは今回は使いませんでしたが、たまたまそれを知らなかった私がATTOを購入してしまっただけのことです。f(^_^;;;
でも慣れもありますが、ATTOのほうが設定がやりやすいような気が致しました。v(^o^)/
そしていったん電源を落とし、外部HDとスカジーカードとを接続してから、また電源ONいたします。
その時点では、まだパソコンのデスクトップ上には、何の変化も見られないはずです。
ここで、B's Crewを起動させるか、Macのユーティリティーのドライブ設定を起動させるかして、外部スカジー機器を認識させ、それらを初期化することでデスクトップにマウントさせたりして、きちんと表示され、また記録したり消去したりできるかどうか確認いたします。
この時点では、外部HDが2ケあれば2ケ、4ヶあれば4ケのアイコンが名称未設定の名前で表示されるはずです。
そしていよいよレイドソフトの立ち上げです。
ソフトにつきましては、(2)のパソコンの初期化のところで、適当にインストールします、等と言ってしまいましたが、これが結構難しかったりしまして、必要に応じて手順を説明いたします。
レイドソフトにはいろいろありますが、私はいくつか使ってみた結果、先程申し上げたようにATTOのものが使い易かったので、ATTOで説明いたします。
まずは、アプリケーションCDロムを立ち上げて、インストーラーアイコンをダブルクリックしますと、右図のように表示されますので、矢印のようにExpressRAID2.2アイコンをメインのハードディスクにドラッグ&ドロップすればインストール完了です。
ほんの数秒でしょうか。v(^o^)/
そして、メイン(この場合はMacintosh HD1)にインストールされたATTOのレイドソフト(左図)を立ち上げると、B's Crewなどと同様にスカジー接続機器をスキャンして、下図のような窓にすべての接続機器が表示されます。
ここで、接続した外部レイド用HDの全てを選択して、ファインダーメニューの「Utilities」から、「Erase Disk」を選び、実行いたします。
ここでくれぐれも注意したいことは、イレースメニューのすぐ上に「Low Level Format」というのがあるのですが、間違ってもそこを選ばないようにします。
これを選んでしまうと、中止できず、しかも初期化ができなくなりフォーマットのしなおしをしなければならなくなるという、大変時間を無駄をすることになります。f(^_^;;;
御承知のように初期化ならば、長くても10秒程度で終了しますが、フォーマットでは1時間といった単位でかかってしまいます。f(;_;)
ついうっかり選択してしまい、苦労いたしました。f(^_^;;;
この「Low Level Format」というのが如何なるものかは存じません。f(^_^;;;
ソフトをバルクで買ったものなので取扱説明書もなく内容が不明です。
どなたか御存じのかたがいらっしゃいましたら御教授いただければ幸いです。m(._.)m
ここで、達人から「Low Level Format」についてメールをいただきましたので、御紹介いたします。(2001/2/6追加)
こちらです。
イレースが完了(10秒前後)するとすると窓枠には、いままで薄かったコマンドボタンがすべて動作可能状態になりますので、そこでストライピングというボタンをクリックしますと、左図のようなダイアログが表示され、ビデオ用のレイドに最適化できるようになっています。
で、これでOKを選択すると、10秒前後で先に選んでおいたHDがすべてひとつにまとまって、ディスクトップには右図のようなアイコン「ATTO RAIDO Group」が表示されます。
これがレイド0でストライピングされたHDレイドとなるのです。v(^o^)/
ちなみに今回、SDIボードを購入した時点では、ウルトラ160対応のレイド用パーツが入手困難だったため、コムテック社の既製品(左図 NTSCモニターの上に載っているもので、チータ36G×8というもの)を購入しました。
既製品といっても、こちらの要望に仕様をアレンジしていただけました。v(^o^)/
これは2チャンネルタイプのウルトラ160というものです。
何故2チャンネルタイプにしたかということですが、まずソフトレイドの場合、1ケから2ケにした時は理屈通り約2倍ちかい速度アップが計られるのですが、そこから先はほとんどアップしない?という傾向があるらしく、今回実験でも最大8ヶをストライピング(1チャンネル)しても、最大速度にかんしては2ケとあまり変わらなかったのです。
チータ4ヶをストライピング

チータ8ヶを1チャンネルでストライピング

ところが、2チャンネルに分けて、4ケずつの計8ヶをストライピングすると、なんとリードで200Mバイト弱/秒、ライトで180Mバイト弱/秒という値をだしてくれたのです。
チータ8ヶを2チャンネルで4ケづつに分けてストライピング

なお、このベンチマークはB's CrewのB'sベンチにより測定しました。
ちなみにB's Crewは4.0バージョンまでリリースされておりますが、このベンチマークに関するかぎり、4.0ではボリューム単位での測定ができない(デバイス単位になってしまい、ストライピングの場合はダメみたい、、。f(^_^;;;)ようで、3.0を使用しました。f(^_^;;;
その後、この挑戦記を書き始める時点では、ウルトラ160対応のレイドケースも手軽に入手できるようになったこと、バックアップパソコンにG4/500Dual/1Gを追加導入できたこともあって、それようにと、レイドシステムを自作してみました。(^o^)/~~
なお、今回はチータは18Gのものを使用しました。
これは、FCPの「今すぐ取り込み」ボタンをクリックしても1分前後も記録が始まらない原因の一つにハードディスクが大容量であるという問題があったため、小さなものに替えてみたのですが、結果は正解でした。(^o^)/~~
30秒以下まで縮められました。f(^_^;;;

右図の500に載っているものと、右にあるものがそうですが、買った時期が幾分ずれたため同じものが買えませんでした。f(;_;)
もし自作に失敗したときのことを考慮して、まず右側のものを製作、これが大変うまくいったので、上に載っているものを追加製作したのですが、これは大変作りづらかったですね。f(;_;)
販売店側のお話でも、前回のものより廉価ではありますが、ちょっと工作が大変でしょうとの注意もありました。f(^_^;;;
しかし、いずれにしても、それぞれが2ケ内蔵用ですので、2台つくらないと4ケのストライピングになりませんし、2チャンネルに分けたほうが良いことも前記のごとく判明しておりましたので、なんとか作ってしまいました。v(^o^)/
今回はHDの1ケの容量が小さいこともありました。f(^_^;;;
この製作記も後日御披露できればと思っております。f(^_^;;;
とにかく驚くような性能を発揮したのです。
僅かではありますが、200Mバイト/秒を超えました。
自作2チャンネルでチータ4ヶ(2×2)をストライピング

嬉しくなり、いろいろとベンチマークをとってみたのですが、以前(2年前)に自作しましたレイド(7200回転×2)よりも、G4/500内蔵のATAタイプHDのほうが速かったのには驚きました。
ちなみにG4/500Dual内蔵のHDは40〜50メガの速度を出せております。
また旧型機種9600内蔵のものは8メガ前後、スーパで購入(昨年春頃)した外付けHD20Gバイトのもので4メガ前後といった感じでした。
なお、今回のテスト実行にあたり、レイドに入っていたレンダリングデータなどを外付けFW接続HD(40G)にバックアップしたのですが、たかだか10分前後のSDI信号でしたが、なんと2時間以上もかかってしまい、HDの速度が遅いうえにデータ量が5倍以上の転送ということで、実用的ではないといったところでしょうか。f(^_^;;;
さて次回はいよいよDIDeskTop64AVのインストールです。v(^o^)/
2001/1/30 (2)パソコンの初期化
(1)で、まずMacG4/500/Dual/1Gを用意しました。
そこではそれを初期化いたします。
そんな、折角会社で出荷前に完全調整?したものを初期化してしまうとは勿体無いこと、などとパソコン初心者さんは思われるかも知れませんが、パソコンを購入して、そのままで使い始めることのほうが勿体無いことと言えるのです。f(^_^;;;
初期化しなおすことにより、使い勝手の向上、メンテナンス性向上、安定性の確保など、いろいろと便利になります。
ま、ここではパソコンのお勉強というより、あくまでノンリニアに便利なようにセッティングするということで説明いたします。
まずは、パソコンにキーボードとディスプレーを繋ぎ、電源を入れて立ち上げます。
山田さん的?なレベルで説明しますと、貴方がパソコン担いで立ち上がるのではなく、パソコンを動作させることを「立ち上げる」といいます。f(^_^;;;
といったような説明はもう使い古しておりますから、これからはもう少し専門的な用語を使ってゆきますね。v(^o^)/
で、次にパソコンに付属してきた「MacOS9.04」のCDを入れます。
そして、アップルメニュー > コントロールパネル > 起動ディスク
と選んでゆき、「MacOS9.04」のCDをクリックして選択します。
選択されると、アイコンが黒っぽくなります。
とここで、アップルメニューとはファインダーの一番左のりんごマークであること、起動ディスクまで選ぶ過程をドラッグしてゆくことなどは分かっているものとさせいただきます。f(^_^;;;
また「ファインダーってなんだ?」「システムフォルダとは?」「ディスクトップとは?」といた基本的用語も分かっているものとさせていただきます。m(._.)m
それから「MacOS9.04」のCDから立ち上げるために特別メニューから再起動を選択します。v(^o^)/
ちなみに↑の横線間の説明も、慣れている方が相手であれば、
「初期化しますので、CDから立ち上げて下さい」
の一言ですべてが分かるはずなんですが、私の地元でMacを普及させるために山田さんレベル?の方々とのおつき合いをしているうちに、かなり面倒な言い回しがクセになってしまいました。f(^_^;;;
次の操作ですが、今度は簡潔に
「本体内蔵HDを4G、4G、残りの約30G強)のように3つのパーテーションを区切り、それぞれをMac拡張フォーマットで初期化、4GのひとつにOSをインストールいたします。」
(←これで理解できない場合はいささか辛いのですが、、、私のようなオジンビデオマニアには理解できにくいかも知れません。f(^_^;;;)
ちなみに、パーテーションを切るグラフで、上から順にHDの外周側らしいので、一番上の領域にOSをインストールするとよろしいらしいです。f(^_^;;;
なお、旧OSでは、拡張フォーマットを選択してしまうと、標準OSとの互換性の問題などで、いろいろありましたが、いまは拡張フォーマットを標準としてしまいたいくらいでしょうか。f(^_^;;;
ただし、拡張フォーマットでは、最小単位のファイル容量の関係で、フラグメンテーションの影響が大きく出てしまうというようなこともございます。
また、MOなどの初期化は私の場合はすべて標準です。
またこのようにパーテーションを切る理由ですが、
(1) 大容量のまま1つとして使うのよりも、いくつかに分けることで何かと便利であること。
(2) 4Gに分けた双方に同様のシステムとノートンユーティリティーを入れて(先に入れた4Gのほうからコピーすればよい。)、時折メインHDのほうのメンテナンスを行う。
(3) 残りの30Gはファイナルカットプロを使う時の音声取り込み先として使う。
(4) 必要に応じて、残り30Gを更に分割してもよろしいです。
(1)(2)のように同じものを作っておくと、アプリやシステムが壊れた時、(2)から立ち上げて(1)にコピーすることにより、素早く正常状態に復活できる。
もちろん、HD全体が物理的に壊れてしまった場合を想定して、外部HDやMOにもシステム一式をバックアップしておくことが大切です。

次にメモリー設定画面をオプション&コマンドボタンを同時に押した状態で、
コンパネ > メモリー
と開くと、図のような設定画面がでますので、ディスクキャッシュは最低(128k)に、メモリーテストは切りにします。
ちなみにディスクキャッシュを最低にしますと、フォトショップなどの動作は多少遅くなるかも知れませんが、ビデオ動画の場合はキャッシュ参照が却ってスムーズな動作に支障をきたす場合があるので、最小容量にしてしまいます。
ちなみに不具合現象として、画像のコマ落ち、音声の途切れなどがございます。
仮想メモリーは1G搭載していますので、切りがデフォルトとなり、RAMディスクも切りのままとしておきます。
あ、それから「Apple Talk」はオフにしておいて下さい。
また、省電力設定や時刻表示などもオフにしておいてください。
さらに、コントロール・バーなども非表示のほうがよろしいようですし、ノートンのファイルセーバーやウィルス対策ソフトなど、バックで動作するようなものはすべてオフもしくは削除しておきます。
いずれも正常に動作するのが確認できてから、少しずつ生かしてゆき、安定度を欠かない程度に便利さを求めてゆくのが吉といたしましょう。f(^_^;;;
つぎにクイックタイムの設定です。
システムフォルダー > コントロールパネル > クイックタイム設定

と開くと上左図のような設定欄が出るので、そこで「ユーザー登録を行う」ボタンを押して、ファイナルカットプロ・ユーザーズマニュアルに記載してあるクイックタイムをプロバージョンにするパスワード、IDなどを上右図に記入してOKを押すと、クイックタイムプロにバージョンアップします。
プロバージョンになると、上左図のようにクイックタイムのところに
「Pro Player Edition」と表示されます。
このクイックタイム設定がプロになっていないとファイナルカットプロ(FPC)は正常に動かないようです。f(^_^;;;
私の場合、FPC1.0のバージョンを購入して1.25アップデーターをネットからダウンロードしたのですが、まずOSが9.04、クイックタイムがプロバージョンでない場合、アップデートができませんでした。
次にいろいろなソフトをインストールいたします。
その順序は特に決まっていませんが、私の場合ですと、
(1) ファイナルカットプロ1.0>1.25
(2) フォトショップ5.5>6.0
(3) イラストレータ9.0
(4) アフターイフェクト4.1プロ
(5) アクロバットリーダ4.0
(6) B's Crew3.0/4.0
(7) ATTOレイドソフト
(8) ノートンユーティリティー
(9) プリンタードライバー
(10) フォント各種(MacOS標準付属だけではいささか物足りません。f(^_^;;;)
のような感じでインストールいたします。
もちろん、本当に必要なのは、(1)、(7)、だけですが、フォトショップは静止画加工入出力に是非欲しいですし、アクロバットリーダーは取扱説明書閲覧に、ノートンはメンテナンス等に便利かと思います。
なお、フォトショップは私の場合はアップデートバージョンなので、5.5と6.0双方になっておりますが、どちらか一方で構いません。
ちなみに5.5で慣れてしまったせいか6.0は使っておりません。f(^_^;;;
ノートンユーティリティーはカスタムインストールで、ファイルセーバーは入れません。
プリンタードライバーもプリントアウト不要ならば必要ございませんが、私の場合、どのパソコンでもプリントできるように入れております。f(^_^;;;
以上をインストールしたらば、それぞれ動作確認やらメモリー割り当てなどをして、パソコンが正常に機能することを確かめておきます。
ここでいろいろと障害がでるようでは先にすすめませんので、特にフォトショップなどで大きなグラフィックを描かせて、様子をみるとよいかと思います。
なお、この挑戦記ではそれぞれのアプリケーションの使い方は割愛する(私自身が解説できるほどのレベルではありません。f(^_^;;;)ことにしまして、とにかく「D1Desktop64AV」ボードとFPCの組み合わせで、SDI映像信号の入出力に必要な設定項目だけに的を絞らせていただきます。
とりあえずここまでで、パソコン側の下準備はできあがりました。
慣れた方でしたら、コンパネや機能拡張などで不要なものを捨ててしまうということもあるのですが、上記のソフト群をインストールする程度でしたら、捨てなくてもまずコンフリクションは起きないとおもいます。f(^_^;;;
さて次回はハードディスクレイド、スカジーカード、ATTOソフトレイドの設定等です。
2001/1/29
まず、「続ビデオ遍歴」が全く更新できなくなって久しいですが、遍歴自体がストップしていたわけではございません。f(^_^;;;
それなりに少しづつではありますが、進化しておりました。
ただ、デジベのポータブルを入れてから、そこから先の壁の高さには、やはり時間が必要(資金調達の、、)ということでしょうか。f(^_^;;;
さらに、このHPを開設した頃は比較的閑だったこともありマメな更新が可能だったのですが、最近は幸か不幸か?繁忙モードが連続するようになって遍歴を披露しているゆとりがなくなってしまったという事情も重なりました。
またデジベという高性能フォーマットを、いかに安く、効率的に実現するにはどうしたものかと考える時間も必要だったこともあります。
そうこうしているうちに、コストダウン→ノンリニアという図式がだんだんはっきりしてくるようになって、苦手なパソコンについてもいろいろと勉強しなければばならなくなってしまったことも時間不足に拍車をかけたようです。f(^_^;;;
毎度のことですが、前説が長くなってしまい、申し訳ございません。m(._.)m
で、巷ではDVフォーマットのノンリニアがはなざかりですが、超高画質に憧れている私としては、やはり究極を極めたいということから、非圧縮、10ビットのデジタルコンポーネントに目標を定めたわけです。
ちょっと以前ですと、まだ非圧縮ノンリニアなどといったら、リニアよりも高コストを覚悟しなければならず、リニア、ノンリニアの両面から検討を重ねておりました。
また私がパソコンをMacしか使えないという状況も、ノンリニア突入を遅らせておりました。
ま、いまでも窓系のハードやアプリのほうがノンリニアの窓口は広いようですが、こと究極?の高画質に的を絞ってみると、Macのほうが選択肢は広くなってしまうようです。
今現在、ハイビジョンやらNTSC/SDIやらの編集アプリはファイナルカットプロに特化しているものがほとんどのようです。v(^o^)/
で、MacにG4が出たこと、そしてファイナルカットプロというアプリケーションができたこと、そしてだめ押しは、D1デスクトップ64という非圧縮10ビットSDI入出力ボードがリリースされたことが、私にとってのノンリニア挑戦への決定打となったのです。
そのどれが欠けても、到底実現できなかったかと思われます。
しかも嬉しいことに、最近のハードディスクの低価格化も後押ししてくれました。
さらに、Mac用に特化したボードやアプリケーションが、続々リリースされ、しかもハイビジョンも視野に入れたアナウンスも聞かれるようになり、いまこそノンリニアと突撃したわけです。
ということでこの挑戦記はパソコンもビデオも素人目にはプロ、しかし玄人目にはアマちゃんなビデオマニアおじさんがSDIノンリニアをどのように構築したのかを御披露するものです。f(^_^;;;
ですから、まえもってお断りさせていただきますが、勘違いも甚だしい記述があるかも知れませんが、達人の方からの有り難い御指摘をお待ちさせていただくということで御了解いただければと存じます。m(._.)m
しかし、Macを山田三郎さん程度(本当の実力はかなり凄いらしいです。v(^o^)/)に使える方ならば充分理解していただけるレベルで説明してゆきたいと存じますし、少なくとも私と同じようにやれば必ずや再現できる内容にしたいと考えております。f(^_^;;;
で、本日第一回は、まず「パソコンの準備」ということから始めたいと思います。
(1)パソコンの準備
まず、ノンリニアについて大変勉強になるHPを御紹介させていただきますので、御覧下さい。m(._.)m
こちらや http://www.macdtv.com/
こちら http://www2.airnet.ne.jp/yasutaka/dtv/
のホームページに実に分り易く説明されております。f(^_^;;;
私も分らなくなると閲覧させていただいてます。
で、ノンリニア編集のなんたるかが掴めたことにしまして、パソコンを用意しなければなりません。f(^_^;;;
すでにお勉強されたかたならお判りかと存じますが、SDIノンリニアともなるとパソコンの性能がかなりよくないと上手く動作しないということがございます。
さらに今回の「D1Desktop64」ボードでの適合パソコンならびにアプリケーションはMacG4に最適化ということですから、まずはMacG4、そしてクロック500メガ、デュアルCPU、メモリー1Gというものを用意いたします。
ちなみに現時点(2001.1.30)では、すでにMacG4には533メガというものも出ておりますし、近々733メガといったものまで出るそうですが、とりあえず動作確認できている500メガデュアルバージョンで行きます。v(^o^)/
なお、もし万が一、私と同様にやってSDIノンリニアを実現したいという方がいらっしゃった場合を想定しまして、どのくらいの予算が必要かを示しておこうかと存じます。
いずれも消費税込みの実勢価格?で示してあります。
後ろの「HP」は関連ホームページです。
パソコン MacG4/500/デュアル/1G 30万前後 HP1 HP2
ボード D1Desktop64AV 60万前後 HP
外部ハードディスク 100G〜300G U160 30〜70万前後 HP
パソコンモニター 10〜30万でお好みのもの HP
NTSCモニター ソニー BVM-14M4DJ 30万前後 HP
デジベデッキ DVW-250(ポータブル) 300万強 HP
DSR-2000(音声インターフェース用) 150万前後 HP
アダプテック39160(スカジーボード) 5万円前後 HP
ソフトウェア各種
ファイナルカットプロ1.25
http://store.apple.com/0120-APPLE-1/WebObjects/japanstore.woa/844/wo/7sooE16Fqqd5Q0LmOy/0.3.0.3.28.31.3.7
アドビフォトショップ5.x
http://www.adobe.co.jp/
BHA B'sCrew3.x
http://www.bha.co.jp/
その他
ちなみに画像だけの編集であれば2000は不要ですし、もし両方をあらためて購入するのであれば DVW-500等の据え置きデッキも買える射程距離?ではあります。f(^_^;;;
と、ここまで書いて来て、なんか現実性に乏しい、というか、DVW-250やDVW-500などを持っているところであれば、こんな私のページなど御覧になる必要性はないでしょうから、まあ、間違ってデジベのカムコーダーやデッキを買ってしまったが、編集機まで手が廻らないといった、かなり無謀な?アマチュアさんを対象として続けようと存じます。f(^_^;;;
次回に続く。
テーマはパソコンの初期化から。f(^_^;;;
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