(6)いよいよ3歩目への助走?(2)    
 そして、後輩からは、カメラのミキシングをするビクターのKM-1200というスイッチャーも買うことにしました。
 当時は今のように業務機材は簡単に入手できなく、その後輩が特機といわれている機材の代理店をしていたということは実に貴重なことだったのです。
 また、後輩を呼ぶ前にこの3管で撮影したものを用意しようと、春休みを利用して、開園して2年目の東京デイズニーランドに家族で行ってきたのです。
 ちなみに、カメラはめまぐるしく変貌をしてきましたが、家族を撮影したテープは、なんとまだ2本目(当時はビデオテープはかなり高価だった。)というありさまで、120分という長いものに、夏の旅行、秋の旅行、デイズニーランドとみんな押し込んでおりました。
 なんとなく、オーデオに凝っていた頃を思い出しました。スピーカーだアンプだプレーヤーだととっかえひっかえしていたのに、肝心のレコードはテスト用デモレコードを中心に10枚位しか持っていませんでしたから。
 
 
↑。KMー1200       ↑、BYー110
   東京デイズニーランドは、ビデオ雑誌などで美しく撮れる景色として話題でもありましたし、開園して2年たつと、さすがにご近所でもなにかと話題にもなり、わが家でも一度行って見ようということになったのです。
 入園のときは、カメラが大型だったため、危険?という理由で遊園地で貸出している家庭用カメラにするように言われたのですが、こちらのたっての希望ということで、偉そうな責任者がお出ましになり、特別許可されたのです。
 さて、帰ってから早速再生し、みんなで鑑賞しました。その時はまだ幼稚園に通っていた娘が、
お父さん今度はいっぱいきれいだね。
と言ったのです。
 私もあまりの画のなめらかさと解像度に、業務用3管式カメラの威力を認めざるを得ませんでした。被写体がデイズニーランドだったことも、威力を倍加しました。
 GX-S11も奇麗で驚いたのですが、それはVZ-C75と比べてのことでした。
 それが、今度はその、GX-S11と比べても、明かに美しくなったのです。
 同じHR-2650を録画機として使っているのに、出てくる画はずっと奇麗なのです。
 仕様上はVHSの性能限界を両機とも十分クリアし明らかなオーバースペックである筈なのだが、それでも差が出てしまったのです。


 
    (7)3歩目への助走?(3)続き。