(33)タヌキ養殖再開 | ||
さて、フルデジタル編集システムなんて妄想はしてみたものの、やはり資金的に絶望、人間はよくできたもので、そんな時は機材にばっかり凝らないで少しは撮影したり、編集したり勉強すれば楽しく過ごせるものと考えを転換、そして休養。 その間、96年に開設したHPがきっかけで評論家の飯田明先生を筆頭に全国の映像マニア諸氏とお知り合いになることができ、それは大変勉強になりました。 そしてその頃から、私のお仕事もそれまでのPA部門から映像関係へシフトするようになり、究極の機材追求から効率的収録、コストパフォーマンス向上等で、幾分映像に対するスタンス?が変化してきました。(^_^ゞ とはいえ、フルデジタル編集システムの構築を忘れたわけではなく、その資金確保戦略を練っていたのです。 そして98年秋から、7年ぶりの兜町通い?を再開し、その名目たるや「高画質ビデオ機材調達作戦」といったもの。 私は「タヌキ養殖」といったりして一時はHP上でもそのポートフォリオを公開しながらやったりもしました。ヽ(^O^)ノ 一般的に、映像の趣味、とくに放送用機材などへの投資金額は、まともにチマチマと貯蓄していたのでは、全く不可能なレベル、ということで、どうしても一か八かの資金増強捻出をかんがえなければなりません。 これは、よくテレビなどで放送されている「ドケチ生活」などで達成される筋合いのものではないのです。f(;_;) だいたい、サラリーマンであれば、どんなに節約しても、決まっている年収を超えた貯蓄は不可能なことですし、その年収の何倍もかかるような機材を買おうなどと考えること自体がナンセンスなのです。 だから、もし、それが確保できないのなら、潔く諦めるしかないのです。 |
もしくは、手に入るような価格まで下がることを待つしかないでしょう。f(^_^;;; 事実、私がベーカムセットを5、6年前に2000万円ちかく投資したものが、いまではその半分以下で、もっと高画質なものが揃えられる時代になっております。 ですから、こつこつと貯蓄しながら待つか、博打を打って勝負にでるか、ローン地獄というお土産つきで先取りするかの3方法しかないということです。 もちろん、機材のレベルを落とすという方策もありますが、それは主旨に反するので、考えないことにします。f(^_^;;; で、その結果、タヌキ養殖は、元手400万円くらいの資金が、一年強で1千数百万円にまで成長し、SDIの編集デッキと特殊効果装置くらいなら購入可能な状況になったのです。 その当時は、その増強プロセスをHP上公開しておりました。ヽ(^O^)ノ 友人で同じようにやって随分と稼いだ方もいらっしゃいます。(^_^ゞ そしてそれなりの資金調達に成功すると、人間それ以上のところに目標が行ったりします。 ちょうどその頃から、BSデジタル計画やらなにやらでハイビジョンフォーマットがすぐそこにきそうな雰囲気になったのです。 で、そんな妄想で時間を潰しているうちに、今度はノンリニアの時代がすぐそこまで来てしまったのです。 ![]() | |
ノンリニア登場続く。 |