(18) UマチックSPの襲来。    
 後輩は、以前にUマチックやM3-Aをもってきた友人を、再び連れてきたのです。
 でも、今度は驚きません。何せ、私はDXCーM7をもっているのです。
(^_^)v  ところが、その人はまたUマチックのポータブルをもってきたのです。
 そして、後輩は言いました。

後輩「太田さんは、ま〜だEDベータで撮ってるんけ?この間も文化会館で撮ってたがねー。」
 「そーだよ、M7とEDベータの組み合わせは最強だがねー、いいよー。」
後輩「せっかくいいカメラ使っているのに、EDベータはねかんべさー」
 「だって、充分間にあっているよー。ほらー見てみなー」
後輩「ナニー、このステージバックのノイズは、ひでーべさー。」
 「ま、くらくて、色のきついところは、しょーがねーけどさ、外の画なんてサイコーだんべさ!」
後輩「じゃー、外撮りの画も見せてみなねー、ワイドの画のときなんか色がずれるべさー」

 という具合でまるで、喧嘩しにでもきたような会話で始まった久々の出会いでした。(^_^ゞ
 しかし、私も内心は痛い所をつかれているので、反論もいまいち鋭さが出ません。早くも迎撃体制が崩れ始まってしまいました。
 ま、とりあえず、敵の出方を見るしかないと思い、

 「じゃ、どーしたらいいかな?」
後輩「Uマチックがあるべさー」
 
   「あれは、だってリンギングが激しくって、しかも20分しか撮れないし。」
後輩「あ、そっかー、太田さんのはSPじゃねんだ?」
 「なに?SPだとリンギングは出ねん?」
後輩「出ねーさ。見てみなねー」

 といって、友人のポータブルを出して勝ち誇ったようにつないで見せたのです。
 たしかに、ビデオサロンの付録の解像度チャートの300本付近でもユラユラしません。
 色もうちの6800よりきれいな感じですし、くっきり度も数段上でした。
 さすが、放送用のUマチックSPです。
 私も、リンギングと20分の制約を除けば、Uマチックは明かにEDベータや、SーVHSより上ということは判っていました。
 解像感だって、250本しかないというのに、実際の映像は決してひけをとりません。かえってくっきりして見える画さえあるのです。
 さらに、VHSにコピーすると、EDベータからだと、かなりヒリヒリしたノイズっぽい画になってしまいがちなのですが、Uマチックからだと、随分すっきりするのです。
 あたかも、マスターにちかい画に感じるのです。
 EDベータは、それ自体で見る時は、高解像度できれいに見られるのですが、一度、低解像度のVHSにコピーすると、得意の解像感がなくなってしまい、色が薄めのヒリヒリしたノイズっぽい悪い面だけが強調されるのです。EDベータはEDでしかその真価を発揮できない宿命みたいなものがあるのです。
 だから、BS録画やレーザーからのコピーなどの誌上コンテストでは、SーVHSに負けてしまうような画になってしまうのです。
   
    (19) UマチックSPで編集設備続き。