(13) シブサンのカラーバー再生画にびっくり    
 Uマチックポータブルデッキの出会う

 後輩は、先日M3-Aをもってきた方をつれてきたのです。
 今度は、さすがにカメラはもってきませんでした。こちらにも同じM3-Aがあるのです。(^_^)v
 さあ今度は自信をもって、撮影したコンサートのライブビデオでもみてもらい、感想でもと思っておりました。
 ところが、後輩はチラっと、ステージのビデオをみるなり、
やっぱり、ひでーや
 といって、その友人に何かもってくるよう促したのです。
 その方もこれなら、勝てる?とでも思ったのでしょうか、
 「これなら、参考になるでしょうかね?
 などと、もったいぶった言い方でそそくさと何かを取りにゆきました。
 その間、後輩は
 「太田さんちも、カメラはよくなったけど、デッキが家庭用だから、ちょっと無理があるんだよね。
 やっぱり、デッキやモニターもすべて業務用にしないと笑われちゃうべさー。

 誰も笑わないさ、と心で思いながらも一抹の不安と期待で、いったい今度はどこが駄目なのかと思っておりました。
 そして、その友人がデッキを1台もって入ってきました。
 BVU-110という放送用の3/4インチUマチックポータブルでした。
 私がそれまで使っていた、ビクターのHR-2650よりも、一回り大きく、重量も2倍近くもあったでしょうか。  当時、M3AやDXC-3000に見合ったポータブルが欲しいとも思ってはいたので興味津々ではあったのです。
 いよいよそのポータブルのビデオ出力をモニターにつなぎ、見せてもらいました。
     
   最初、カラーバーが出たので、 「あれ、このデッキはカラーバー出力もあるん?さすが、業務用はちがうねー
などと言ってしまったのです。後輩はここだといった風に
ちがうってば、これはテープの再生画だよー。

 私はえっと思い、モニターに近ずいてよーくみると、なるほど幾分ちらついて、ときおりパチっとノイズがはいるではないか。
 でも、なんでこんなにきれいなんだ、普通、あのマゼンタといわれる紫がかった赤は黒い筋がいっぱい入ったり、色と色の境目は黒くにじんでしまうはずなのに、と思い、そこで、なるほど、今回の後輩がうちへ来たテーマ?はこれだなーと直感しました。
 しかし、カラーバーは汚くても、実際に撮った映像はきれいですから、カラーバーっていうものは汚く入るものと思っておりました。
 そのカラーバーのあとに入っていた映像はとりとめもないものでしたが、なんかシャキっとして、カメラスルーみたいな感じでした。こういう表現は体験した人でないと、理解しにくいのですが、EDベータで撮った画はたしかに奇麗なのですが、カメラスルーという感じではなかったのです。
 それが、BVU-110の映像はEDベータと比べそんなに奇麗になったという感じでは無かったのですが、カメラスルーという感じなのでした。
 EDベータは奇麗なのですが、全体的にヒステリックな感じで、よーく見ていると結構、ノイズやチラチラや画面のゆらぎみたいなものがあって、テープの再生画というのがありありなのです。
 そして、後輩が先ほどチラっとしか見なかったビデオをもう一度再生して、
ほらー、ここだよ〜。ステージの背面スクリーンの照明を見てみなねー、ノイズだらけだんべがねー。
 

    (14) シブサンのカラーバー再生画(2)続き。