(1)まえせつ   
 近年のビデオ機材の進歩、とくに家庭用といわれるものの高画質化には目を見張るものがあります。
 私が初めてビデオカメラなるものを入手した1985年頃は、まだまだ高価にして低画質、それでもカラーで動画記録できるということは画期的なことでした。
 それより少し以前には統一1型と呼ばれたオープンリールタイプのデッキ、そしてUマチックでカセット化と、一般人にはほど遠い世界でしたが、ベータ、VHSの登場でようやく家庭でもビデオ収録ができるようになった頃です。
 とはいえ、カメラとデッキはセパレートが当たり前、合わせて50万円前後の価格でしたから、若いサラリーマンの3〜5ヶ月分の給料に匹敵、やはりかなりのマニアかお金持ちの道具といった印象はぬぐえません。f(^_^;;;
 まだ、8ミリ(いまのハイエイトといったものではなく、8ミリフィルムで映画記録するもの)も使われていましたし、大抵はデッキだけで番組録画するか、ビデオというと裏ビデオを連想するような時代でした。(その頃はビデオデッキを購入すると裏ビデオをおまけにつける電気屋さんが多かったらしいし、海外旅行のお土産にスウェーデンポルノビデオを隠し持ってくる方も多かった。)

 そんな中、自称オーディオマニアとして38-2TR(サンパチ ツートラと読む)まで揃えていた私が泥沼、ドツボの世界にはまるのはあっという間でした。f(^_^;;;
   ちなみに、このコーナーの紹介でも書きましたが、この遍歴は、私が初めてHPなるものを作って全国のビデオマニアに呼びかけた時(1996年)に連載したものを加筆訂正したものです。
 こちらにお出での方々のほとんどは既にご承知の話題が頻出すると思いますが、遍歴を通じてビデオ機材への理解がさらに深まるように編集し直しましたので、改めてご愛読戴ければ幸いでございます。m(._.)m

関連HP
映像制作システムの歴史
http://www.videojournal.co.jp/vj/online/2000/vj_0981.html

統一1型
http://www.sakuranet.or.jp/~miyuki/old/nv_3130.htm

カタログ
http://www.h2.dion.ne.jp/~tinei/catvtr.html

趣味のおもちゃ箱
http://village.infoweb.ne.jp/~fwhi9133/omocha-vtr.htm

   (2)始めの一歩へ続く。