(20)ベーカムSP、BVWー50だ!    
 東京十条駅前のビデオセンターしらくらで、A/V評論家、飯田 明先生の講演会とは、その案内状に、「ハイビジョンよりきれいなNTSC」とのキャッチコピー、はたしてどの程度美しいのか興味をひかれ、出席したのです。
 当日は池上のHCー43と放送用モニターのデモ展示があり、それを中心のお話しでした。
 ソースは、ソニーのベータカムSPのポータブルBVW-50でした。
 話が始まる前の展示モニターは、ビクターの家庭用モニターと池上の放送用とが、レーザーデスクの再生をしておりました。
 明かに、ビクターのモニターのほうが明るく、発色もきれいでした。
 対して、池上のモニターは、画がほとんど見えず、映っているはずなのですが、ブラウン管のガラスの薄緑色の表面が見えるといった暗い感じで、調整ができていないのかな?と思っておりました。
 そして、いよいよ、先生のお話しが始まると、先生から、店内の照明をすべて消すように指示がなされ、入り口以外、窓など無い、奥深いお店ですから、かなり暗くなりました。
 そして再び、レーザーデスクの再生が始まりました。
 えっ、私は驚きました。
 さっきまで、暗くてほとんど何も見えなかった池上のモニターから、誠に美しい映像が出ているのです。
 そして、ビクターの家庭用の映像が、今度は、大ざっぱで、ぼけぼけの画に見えてしまったのです。
 もちろん、池上の画があまりに、繊細できれいだったので、余計比較して感じたのでしょう。
 放送用のモニターの凄さと、使い方はこのとき初めて知りました。
 ちなみに、お値段は20インチのものでしたが、98万円との事でした。
   
   しかし、まだハイビジョンより美しいというには、いささか無理。(^_^ゞ
 レーザーデスクとしては、目一杯の美しさを出していたのでしょうが、私はEDベータのデモテープで、あの有名な、前田真三さんの北海道は富良野の映像で目は肥えて?いましたから、品位の違いはあるにしても、これでは納得できません。
 そして、いよいよ講演も佳境に入ってきて、先生が、それではハイビジョンよりきれいな画を実験して見ましょう、と切り出しました。
 それまでの、前説の長かったことが、印象として残っております。
 だって、私は、それだけが見たくて、参加したのですから。
 そして、先生に最初に見せていただいたのが、富良野の映像でした。
 しかも、先生ご自身で撮影したものです。
 その画質たるや、えーーーーっ、と絶句!!。
 ブラウン管のなかには、別の宇宙、というか、富良野のミニチュアが存在するかの様でした。
 まるで、ブラウン管という窓を通して、外の景色を生で眺めている感じでした。
 その時、池上のモニターは、水平、垂直とも、10インチ位まで、縮めて見ておりました。
 私は、モニターも凄いが、と同時に、BVWー50というベータカムSPの録画再生能力にも感動しておりました。使用したカメラは、ビクターの三管式カメラのKYー800という隠れた名作というお話しでした。
 いままでの、カメラやデッキの遍歴はいったい何だったのだろう?と思うくらいの感動でした。
 
    (21)BVWー50入手にむけて続き。